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ダイナリップ - オムニシール、テフロンパッキン、PTFEシール,パッキンシール

〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-7 福禄ビル8F

03-5281-1971

タフトレーディング株式会社

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SAINT-GOBAIN PERFORMANCE PLASTICS社製のダイナリップシールは、新しい設計思想に基づいて開発されたオールPTFE製の回転専用リップシールです。
通常のゴムのリップシールを持ったオイルシール、四フッ化エチレン樹脂のリップを持ったシールはいずれも金属製のケーシングに入っており、プレス成型で作るケーシングがこれまで少量多品種生産の妨げとなっていました。
ダイナリップシールはPTFE素材から切削加工で作られるため、少量生産にも向いています。

ダイナリップシール

ダイナリップシールの特長

高速回転もOKです。

周速33m/secまでOKです(ただし低圧の場合)。

低摩擦です。

低摩擦のPTFEリップはスティックスリップを起こさず、スムースな運転ができます。  

広い温度範囲で使えます。

-54℃~+180℃

あらゆる流体に耐えられます。

耐食性に優れたPTFEは殆どの化学薬品に侵されず、ドライ運転(ガスシール)、研磨性のスラリー、粉体などもシールできます。  

軸を摩耗させません。

低摩擦のPTFEリップは、より広い面積で軸と接触するため軸を傷めることもありません。 

シールボアを傷めません。

ダイナリップシール固定側(ボア側)はPTFEおよびOリングでソフトにフィットして取り付けられます。

自由に寸法設定ができます。

標準品はJISオイルシールに準拠しますが、既存の溝、貴社のご要望に合わせた寸法のシールも製作できます。

ダイナリップシールの構造

ダイナリップシールはPTFE素材から削り出した本体とボア側をシールし回り止めの役割をするOリングから成っています。
シールリップは圧力など使用条件によってシングル、ダブル、ガーダスプリング補強など各種あります。ボア側はOリングシールが標準ですが、耐食ヘリカルスプリングを使ったタイプもあります。

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ダイナリップシールの種類

標準的に使われるタイプは次表の通りです。  

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ダイナリップシールの材質

ボア側シール用Oリング

NBR、シリコンゴム、フロロシリコン、EPR、フッ素ゴムなど。 シール流体によっては、オムニシール用ヘリカルスプリング(17-7PHステンレス、エルジロイなど)も選定できます。

PTFE材質

PTFEの材質は使用条件、シール流体の種類に合わせて選定できます。

材料コード温度範囲(℃)適用
03(特殊強化剤充填PTFE) 黒色 +316~-268 耐熱・耐摩耗性良好で、最も汎用性が高い。水・水蒸気の用途に適す。
10(特殊プラスチック充填PTE) 淡褐色 +316~-268 耐熱性、耐摩耗性に優れる。高速運度、水以外の高温流体に適す。相手材を傷つけにくい。
36(特殊強化剤充填PTFE) 暗灰色 +316~-268 耐摩耗性、耐熱性に優れる。スラリー・塗料などの研磨性流体に適す。相手材を傷つけやすいためHRc60以上の硬化処理を必要とする。
72(特殊強化剤充填PTFE) 白色 +316~-268 FDA規格に準拠。食品・医療・化粧品などの用途に適す。
N6(特殊強化剤充填PTFE) 黒色 +316~-268 優れた耐摩耗性をもち、高度の用途に適す。相手材を傷つけやすいためHRc60以上の硬化処理を必要とする。

ダイナリップシールのハードウェア

軸の材質および硬さ

ダイナリップシールには熱硬化処理したスチールが最適ですが、ニッケルまたはクロムメッキした金属にも使える場合があります。研磨性の流体などの場合はHRc60以上、それ以外の用途ではHRc55以上を推奨いたします。

軸の表面仕上げ

軸の仕上げはRa0.2-0.4を推奨し、連続したツールマークが残らないように加工してください。仕上げが粗いと磨耗が大きくダイナリップシールの寿命が短くなります。

ボア材質および仕上げ

鋳鉄 スチール、アルミなどの金属の他、プラスチックでもOKです。仕上げは1.6a

以上としてください。

軸導入部の面取り仕上げ

取付時にシールリップを保護するため、軸にはテーバーを付けてください。養脱用面取り部は、シールを傷付けない様にバリ、鋭角 ・粗いい加工痕が無いようにしてください。

シールの取り付け

シールの取り付け

シールにシャフトを通して取り付ける際は、シールリング・リップを傷つけないように注意してください。

シャフトは、大気側からシールに差し込む方がはるかに簡単です。不可能な場合、あるいはキー溝やスプラインの付いたシャフトにシールを取り付けなければならない場合、シールを傷めないようにテーパー治具をご用意ください

シールの取り付け